以前、読んだ本にすごく共感できるものがありました。人を動かすのも自分を高めるのも、全ては質問力にかかっているという内容の本です。科学的な発明や発見だって、「あれはどうなってるんだろう」「どうしてあんな風になるんだろう」というところからスタートしているというのです。実は先日、その本にも関連するコラムを見かけたんです。それは脳科学の先生が書かれたコラムでした。そこに書いてあったのは、世の中で尊いと思われていることは、はき違えられているというのです。答えられる人が尊いと思われがちだけど、実はそうではないというのです。答えよりも的確な質問をすることの方が尊いのだと。そこにも、ニュートンが万有引力を発見できたのは、リンゴが木から落ちることに自らが注目したからだと。物事に対していくら素晴らしい答えができたとしても、それだけでは絶対に進歩はないと書いてあります。学校教育では何事も答えることができる生徒が評価されがちだけど、良い質問ができる生徒がもっと評価されるべきなんですって。良い質問ができれば問題は半分解けたも同然だと書いてありました。それは好奇心の表れだとも書いてありました。確かに、前向きでエネルギーに満ちたことですものね。だから、よりよく生きようと思えば、良い質問をすることが大事なんだって。