漫画だからって侮れない

30秒で泣けるって話題の漫画があります。一話ずつは本当に短いものなんだけど、その中にすごく世相を映してるんです。だから、その内容には深く考えさせられるものが多くあります。世の中で起こった事件を取り上げてるときもあれば、賛否両論があって世間で話題になっていることが題材のときもあります。
先日、その漫画を久しぶりにまとめて読みました。最近の出来事の考察とでもいうようなその内容に心を打たれました。「あの事件からこんなことが反省できるな」とか「世間ではこんなことをよく言われてるけど、本当にそうなんだろうか」など、問題提起をこちらに投げかけてるように思われます。読んだことでその内容を自分のことのように受け取って考えたりするのって、まるで小説のようです。もちろん、漫画だから気軽な感じなんだけど、訴えてる内容は奥が深く、なかなか侮れないなっていう印象です。
世の中の流れに意見をするって、すごく勇気がいることだし、反感を買ったりもすることです。でも漫画だから、そこは重たい問題であっても受け入れやすいのかもしれません。ややもすると、あたり前になってしまっていることに問題提起をしているところが素晴らしいと思います。「確かにそうだ」って思って改めて気づくことも多いんですもの。無意識に話していることで他人を傷つけていないか……よく考えてみたら、一般的によく耳にすることだって、そうとも言えないということもありますしね。この漫画を読むことで、自分の心に問い掛けるきっかけになるんです。