漫画だからって侮れない

30秒で泣けるって話題の漫画があります。一話ずつは本当に短いものなんだけど、その中にすごく世相を映してるんです。だから、その内容には深く考えさせられるものが多くあります。世の中で起こった事件を取り上げてるときもあれば、賛否両論があって世間で話題になっていることが題材のときもあります。
先日、その漫画を久しぶりにまとめて読みました。最近の出来事の考察とでもいうようなその内容に心を打たれました。「あの事件からこんなことが反省できるな」とか「世間ではこんなことをよく言われてるけど、本当にそうなんだろうか」など、問題提起をこちらに投げかけてるように思われます。読んだことでその内容を自分のことのように受け取って考えたりするのって、まるで小説のようです。もちろん、漫画だから気軽な感じなんだけど、訴えてる内容は奥が深く、なかなか侮れないなっていう印象です。
世の中の流れに意見をするって、すごく勇気がいることだし、反感を買ったりもすることです。でも漫画だから、そこは重たい問題であっても受け入れやすいのかもしれません。ややもすると、あたり前になってしまっていることに問題提起をしているところが素晴らしいと思います。「確かにそうだ」って思って改めて気づくことも多いんですもの。無意識に話していることで他人を傷つけていないか……よく考えてみたら、一般的によく耳にすることだって、そうとも言えないということもありますしね。この漫画を読むことで、自分の心に問い掛けるきっかけになるんです。

子供に読ませたい本

芸能人の中にも読書家の人は結構多いですよね。インテリと呼ばれている人も多いです。そんな中、ある芸人さんが本をピックアップして紹介してる記事を先日、見かけたんです。その人は高学歴で、いつもインテリ芸人と呼ばれています。けど、面白いのは彼が紹介していたのが『子供に読ませたい5冊』というものだったんです。だって、彼は独身だし、結婚の噂もないんですもの。でも、記事を読んでみると、それらの本は彼自身が小学校、中学校、高校のときに影響を受けたものでした。ひとつのエピソードとして、塾の国語のテストの問題文として初めて読んだ詩があまりの衝撃で問題を解くどころではなかったと書いてありました。それって、すごい感性だと思います。ただ者じゃないなって思えますよね。ピックアップも独自の観点からで、児童文学などは「世の中は綺麗ごとばかりではない」ということを表している物語が紹介されています。彼自身、学生の頃に作家を目指していたこともあるんだそうです。けど、紹介している小説のひとつを取り上げて、あまりの素晴らしさに自分にはこんな面白い文章は書けるわけないと打ちのめされて作家になることを諦めたと書いてありました。記事からは彼が本当に文学的な人間なんだと強く感じます。そして、彼が紹介している5冊。私も読んでみたいです。