海外のミステリー作品

ミステリーは日本の作品を読むことが多いです。海外のものはついドラマで見る方を選んでしまいます。自分でもなぜだという決め手になる理由なんてないんだけどね。そもそも、私は外国の人の名前が苦手です。小説に登場する人物の名前が長かったり、外国人のカナカナ名だったりすると、どうも脳が受け付けないみたいなんです。だから、日本の作品を選んでしまうのかもしれません。けど、話題になっているものは読んでみたいって思うこともあります。
先日、数年前に数々の賞を総なめにした海外ミステリー作品について書かれたコラムを読みました。そして、そのコラムではその作家の新しい作品についても紹介されていました。さすが、賞を取るだけあってストーリーもかなり面白そうです。複雑かつ難解で、どんどん引き込まれて行くような感じです。実はそこが問題なんです。物語りの展開に頭を使わなきゃいけないのに、名前を覚えられないばかりに何度も前のページをめくって確認しなきゃいけないんです。これじゃ、ストーリーも頭に入りませんよね。そして、読み終えていないのに、ついに撃沈、というわけです。情けないといったらありません。
でも、紹介されてた作品は、すごく読みたいという衝動に駆られます。ただ、日本のものでないだけにハードルが高いんです。自分を信じてトライしてみるしかないかな。

ときめき、再び

本棚の整理をしました。私はどんどん増えていく本を時々整理します。最近は片づけの法則に従って、「ときめくか、ときめかないか」なんて考えたりもします。だって、これは本にも当てはまると思うんです。読み終えて長くそのままになっているものは、手放さないと本棚は溢れかえってしまいます。けど、難しいのは、片づけている時に中を見てしまうことです。もう手放してもいいかなって思っていても、少し読み返してしまうと、再びときめいたり……。思い切りが大事なんですけどね。
そして、その日、一冊の写真集を手に取りました。実は、その時までその存在すら忘れていたんです。なぜなら、それは「読む写真集」で、心が元気じゃない時にピッタリなんです。気持ちがスーッと晴れるような清々しい写真とその横に優しい言葉が添えられているんです。このところ、すっかり元気な日々を送っていたから忘れていました。いつ買ったのかも。随分前に、ちょっと心が疲れ気味の時に選んだんだと思います。ページをめくっていくと、どのページもまるで澄み切った清涼飲料水を飲んだ時のような心地良さがありました。今は心が元気だけど、きっとまた助けてもらえる時があるはず。だから、手放すのをやめて移動しておきました。本棚の一番目立つところに。